望んだ世界が目の前に現れる

1212日は一泊二日の今年最初で最後の東京出張だった。昨年はほぼ毎月東京へ行っていたが今年は全く動きが変わっていた。巷では新型コロナウィルスのせいだとする傾向があるが、ボクにとっては生き方に変化があっただけだ。

それはさておき、ボクが昨年まで行っていた東京は人の群れが行き来する決して居心地の良い場所とは言えないところだった。そんな昨年の余韻を感じながら、今のボクにとって東京という街がどう映るのかが楽しみだった。

いざ着いてみると土日だったこともあるのか群れどころか人がまばらで窮屈さもなく、どちらかというと開放感があり上を見れば突き抜けるような青い空がボクたちを迎えてくれた。

今回、初めて泊まったホテルニューオオタニは元近江藩主の屋敷跡で東京のど真ん中にも関わらず広大な土地に自然と人の叡智で創造された何とも言えない心が穏やかになりエネルギーが満たされる庭園がある素晴らしいところだった。

青空の下、木々が紅葉し池にはここのエネルギーを存分に味わい成長した大きな鯉たちが気持ちよさそうに泳ぎボクが近づいていけば集まってきてくれる。それだけではなく、轟々と水しぶきをあげている滝まである。ボクたちは時間を忘れここのエネルギーを存分に堪能した。

 

お茶をしようとホテルに戻りガーデンラウンジへ足を運ぶと清々しい笑顔の女性が窓際の席へと案内してくれた。何とそこはさっきまでボクたちがいた庭園を一望できる最高の席だった。その席でボクはサイフォンコーヒー、友人はホットココアを飲んでいると眼下に映る庭園に結婚式の新郎新婦や晴れ着を着た子供達の幸せに満ち溢れた姿があり、これからボクたちが歩んでいく未来の一幕を見ているようだった。

一年前のボクに写っていた東京を今のボクの目に写った東京は別世界だった。これは、この世界をボクが選んだのだ。ボクたちは日々選択をしている。「どっちにするか?」その繰り返しがボクたちの未来を創っていく。今、自分は何を基準に選んでいるのか?今一度考えてみてはいかがでしょうか?

今日も最後まで読んでくれてありがとう!