食事編 in Kerala

僕はインドケララ州にあるGreens Ayurvedaという病院に9日間滞在しました。病院と聞くと日本の病院をイメージしますがインドにはアーユルヴェーダの病院があります。もちろんアーユルヴェーダの医師がいてセラピストが医師の補助をしています。因みにアーユルヴェーダの医師になるには日本と同じように6年間大学で医学を学ぶそうです。余談になりましたがそのアーユルヴェーダ病院は外来の患者さんも来られるのですが、滞在している人は症状に合わせて食事や色々なトリートメントをしながら身体を整えていきます。

今回はその食事についての体験をシェアしていきます。まずは病院なんですが食事が美味しい。日本の病院は主に病気で入院している患者さん向けなので基本的にカロリーをはじめ色んな制限があります。僕自身は入院はしたことがないので身内のものが食べていたものしかしらないけれど決して美味しくて「おかわりしたい!」という風にはならない。あと、食事は患者用に作られていて医師や看護師など勤務している人たちは別の食事をしている。

Greens Ayurvedaの食事は施設内で地元の主婦たちが地元の食材で地元の食事を作っている。そして、僕たち患者も医師やセラピストはじめスタッフ全員が同じものを食べている。(症状に合わせて食事の制限する必要のある人は別に用意してもらえる。)だから、街で食べるような脂っこくスパイスがすごく効いている食べ物はありませんがとても素材の味が調和していて美味しいかったです。あと病院の食事はベジです。でも、普段お肉やお魚を食べている仲間たちも満足していました。

ご飯、チャパティ、ドーサも種類が豊富で飽きません。僕は基本的に昼と夜に食事をしていたのですがこちらに来てからは3食きっちり食べていました。そうすると大体「体重が増えるのでは?」と思われがちですが僕の視点ですが新鮮な食材、作ってくださる方の心の状態もちろん栄養バランスが整っているとエネルギーが豊富で食べ過ぎることがなく食べても消化が良く胃の中に残った感じがしないのです!

一般的に日本では食事といえばカロリーや栄養素が真っ先に出て来ますがそれも大事かもしれませんができるだけ住んでいる近くでできた(採れた)新鮮なものを穏やかな気持ちで調理して穏やかな気持ちで感謝していただく。これが僕たち日本人が忘れてしまった大切なことだと痛感しました。

僕たちの身体は食べたものでできていて、僕たちのエネルギーはそのごく一部で作られる。そして僕たちの心は体験によって作られる。今回の体験は僕にとって食事に関する概念を大きく変えらる体験となりました。

今日も最後まで読んでくれてありがとう!