みんなの豊かさの上に私は生きている、生かされている!
<Moriyuky>
その葛藤した期間はどのくらい続いたんですか?
<杏さん>
実際、日々苦悩はありますね!
葛藤は今でも続いているというところが本音です(笑)
それでも色んなことを乗り越えた結果、
おかげさまで今年で7周年になりました!
そして、鹿児島にある常温ヨガスタジオでは、
一番多くの方が通ってくれるスタジオに成長しました!
心身ともに健康になるヨガを
鹿児島のたくさんの人に知ってもらうことで
社会貢献することを夢見ていました。
今、それが実現しています。
本当にありがたいですね!
<Moriyuky>
それでは、いつ頃から軌道に乗り始めたのですか?
<杏さん>
ヨガスタジオは2年ほど副業でした。
平日は、フルタイムで会社で働き、
それ以外の時間は全てスタジオ業と講師業に時間を費やしました。
その頃は、完全にキャパオーバーでした(苦笑)
この頃が2回目の生きる意味を考え始めた時期にもなります。
そして、ヨガを本業にすることを決めました!
そこから真剣に様々なことに向き合い、5周年を迎える頃、
少しずつ安定してきたのを覚えています。
<Moriyuky>
理想と現実とのギャップをどのようにして埋めていったのですか?
<杏さん>
自分は鈍感(笑)で、
ただただ夢を追いかけただけなんです!
葛藤があった苦しい時期もあって、
今でも色んなことを抱えていますが
夢を叶えたい気持ちの方が上回っていました。
理想と現実という感じでは、分けていなかったのかもしれません。
<Moriyuky>
苦しい時期はどのようにして精神状態を整えていたのですか?
<杏さん>
好きだから始めたヨガが、
そのうち、たくさんの人を幸せにすることへの想いが勝り、
それを糧に家族や仲間がいることで乗り越えることができました!
一人だけだとここまではたどり着けなかったと思います。
あとは立場上、私が落ち込むと周りの人が落ち込んでしまうので
仲間や生徒さんには「笑顔」でいることにより、
悪いエネルギーを渡さないことを心がけていました!
<Moriyuky>
経営者として大切なヴィションや想いを
杏さんはどのようなに伝えているのですか?
<杏さん>
伝えることって難しいですよね(笑)
常に感じることです。
社員のこと、仕事仲間のことを家族だと思っています。
そして、スタジオの生徒さんもそれに近い存在です。
まだ未熟で全て伝わっているかは分かりませんが、
関わる全ての人が大切な存在であり、
それぞれの幸せを願っているという思いは持ち続けています。
最後に私は常に
「自分はちっぽけな存在である。」
と思っています。
今はオーナー業になっていて、
自分よりも実際に現場にいる社員、
講師の方が優先され、常に敬意を払い尊重し気持ちを伝え、
そのように接するようにしています。
<Moriyuky>
何故、そのように思うようになったんですか?
経営のメンター(師匠)のような方はおられますか?
<杏さん>
今まで出逢った方から学んだことですが、
強い影響を受けたのは、作家の本田健さん、
そして、バリ島のアニキです!
「仕事で還元するのは支えてくれている人たち。
家族であるというパートナーシップを持ってみよう!
まずは、自分の気持ちをしっかりと
伝えることが大切であり、
お互いを理解することだ!」
と言われました。
私にとって支えてくれている人たちとは、
社員、スタジオの講師、仕事の仲間、
生徒のみなさん、そして家族です!
その中で、経営者としての役割は
社員や講師の方々の生活を豊かにすることです。
その豊かさの上に、私は生きている、
生かされていると心に受け止めています。
<Moriyuky>
この仕事をしていて「幸せだな!」と思うときはありますか?
いよいよ最終回に続きます!