『見せてやろう』から『笑顔になってもらう』!
<髙田さん>
2011年3月11日の東日本大震災あった時に
マジックやジャグリングやミュージシャンを
やっている仲間を集めてチャリティーカフェをやりました。
お客さんにワンドリンク買ってもらいパフォーマンスが
面白かったら募金箱に寄付を
入れてもらうことにしました。
何とありがたいことに
二日間で12万円ほど集まりました!
そして、そのお金を寄付しました。
その時にたまたま地元のローカルテレビ局が来ていて
マジシャンルパンに興味を持っていただき
石川テレビの取材を受け、その番組がオンエアされると
問い合わせが殺到しました(笑)
さらに、地元の情報雑誌『金沢情報』にも
取材をうけてから問い合わせに拍車がかかり、
その年は毎週末イベントで
マジックをやりまして、
それが口コミで広がって行き
マジックをやる機会が増えました!
<Moriyuky>
マジックをやっている時にどんな時に幸せを感じますか?
<髙田さん>
みんなが笑顔になってくれる時ですね。
<Moriyuky>
マジックを本格的にやりだすきっかけは何だったんですか?
<髙田さん>
『耳の聞こえない子供達に
こっちを見て欲しい。』と思ったことが
きっかけですね!
『マジックを見せる!』というよりも
コミュニケーションの手段でしたね。
大学生の頃にマジッックをしていた時は
『こんなことができるんだぞ!』という風に
マジックを見せびらかしていた気がします(笑)
自己顕示欲ですね!
耳の聞こえない子供たちに
マジックを見せた時に笑ってくれて
不思議な気持ちになりました。
何が違うんだろうと考えました。
それは、マジックをすることが
『見せてやろう』から
『笑顔になってもらおう』に
変わっていることに気がつきました!
<Moriyuky>
将来的にはどんなことをしたいですか?
<髙田さん>
今、インタビューを受けて気づいたのですが(笑)
自分がマジックを演じるだけではなく、
例えば、喋ることが苦手な方が
マジックをコミュニケーションツールとして
活用することで円滑にコミュニケーションが取れる
お手伝いができればいいですね!
<Moriyuky>
必ずできますよ!
<髙田さん>
はい、やります!
<Moriyuky>
マジックを近くで見る機会がなかったので童心に戻りました!
マジックもサッカーのように世界の共通言語になる
可能性があるような気がしました!
言葉が通じなくても世界中で
コミュニケーションできるような気がします(笑)
<髙田さん>
そうなんです!
2010年にJAICAの教師海外派遣研修で
アフリカのウガンダに行きました。
その時はちょうど南アフリカ共和国で
サッカーワールドカップ行われていたんです。
私たちが行く直前にウガンダの首都カンパラで
爆破テロがありました。
そして、戒厳令が出され軍隊が出動して
ホテルの周辺など厳重な警備体制でした。
ホテルに入るたびにライフルを持った強面の軍人から
ボディチェックを受けました。
ある時、勇気を出して自分のマジックを見せたんです!
すると強面の軍人さんが大爆笑してくれたんです(笑)
『他の軍人たちにも見せてくれ!』と頼まれて、
みんなの前でマジックやると
みんな『✨Oh AMAZING!✨』と
リアクションしてくれて
それ以降、私はボディチェックを受けずに
顔パスになりました!
その後、入口に行くたびに警備の軍人さんから
「また見せてくれ!」と頼まれるのでホテルのロビーなどで
その都度マジックを披露していました(笑)
言葉が通じなくても
コミュニケーションが取れることに気づき
可能性を感じました。
この写真は世界的マジシャンのロサンダー師とのツーショット
次回は、いよいよ最終回に続きます!
お楽しみに!