今日は、『葛藤』についての話です。
『葛藤』とは、心の中に相反する欲求が同時に起こり、そのどちらかを選ぶか迷うことです。
実はこの葛藤は私たちにとって宝物なのです。この葛藤のおかげで私たちは成長できるのです。逆に葛藤がないと怒ったり泣いたり笑ったり、悩んだり苦しんだり、達成感や充実感を味わうことがないメリハリのない人生になってしまうのです。
具体的にどんなこと？
葛藤という言葉を使うと解りにくいので今月私にあった話をします。私には遅延型の食物アレルギーがあり、外食が続いたりすると首の一部分が痒くなる症状が出ていました。それは食べ物で調節できるのでアレルギーのものを摂取しないと治ります。今まではそんな程度だったんですが、今回は首だけでなく脇の下や腰回り背中など不快感が半端ない状態になっていました。今までの私はステロイド入りの外用薬を塗ったり、抗アレルギー剤を飲んで抑えていました。この時の私の葛藤は、『早くアレルギーによる痒みを治したい。でも現実は痒くて辛い。』というものでした。この状態が苦しいのです。
そのままだとどうなるの？
そのままにして置いて薬で対処的にする方法もありますが（その状態によりますので重篤な場合は病院へ行って下さい）今回は別のアプローチでお話します。頭では「治したい！」と思っているのですが実際にその症状がカラダに出ているので無意識の中では「そのままで居たい！」と思っていてブレーキを踏んでいるのです。無意識のカラダの声（潜在意識）は意識の97％を占めていて、ここに蓋をしたり見ないようにしているとどんどん目の前の現実が上手くいかなくなってきます。もしくはその時は何とか切り抜けてもまた同じことが繰り返されます。
では、どうしたらいいのか？
私がしているストレスクリア®︎コーチングは理想と現状を行き来している状態＝『葛藤』を使うコーチングです。具体的に言うと理想（なりたい状態＝ポジティブ）と現実（なりたくない状態＝ネガティブ）を統合するのです。ネガティブを追いやるのではなく、ネガティブを最大限に利用するのです。ポジティブとネガティブが統合されると今まであった葛藤がなくなり現実が変化していくのです。だから、自分を変えることなく現実が変わるのです。
それで私はどうなったか？
今回の私の場合はアレルギーという症状が現実に出ていました。厳密に言うとアレルギーという症状を用いて潜在意識が何かを訴えていました。その何かとは、『自分が感じたことを表現したい！』という本当の自分の声でした。セッションをして、そのことに気付くだけで徐々に症状が治り始め、一週間後には全く痒みがなくなっていました。また、自分が感じたことを実際に会った人に話したり文章や言葉にして表現しているとどんどん楽しくなってきてます。
普段、私たちが感じるネガティブな感情や出来事また状況は、神様からのギフトなのです。自分だけが特別なのでなく、誰でも日常的にあることです。そんな葛藤を使ってみなさんと共に楽しい現実を創造していくお手伝いをしていきたいと思っています。
