京都でサムライ体験してきました!
先日、人生初のサムライ体験をして来ました。このサムライ体験では実際の日本刀(真剣)を使う居合道(いあいどう)と禅を体験しました。みなさんもご存知かと思いますが日本の武道は自分から仕掛けていく事はありません。常に相手から仕掛けられそれに応じて反応すもので居合道についても同じです。従いまして刀を持っていますができるだけ刀を使わずに決着をつけるかが大切なのです。
何故、サムライ体験なのか?
今年の春に出逢った友人と数ヶ月振りに再会しました。食事をしながら話をしていると彼が私に「マーク(私)は自分を出していないね!」と笑顔で言ったのですが私にとっては何のことかさっぱり解りませんでした。詳しく聞いてみると「マークは怒りのエネルギーを持っていてそれを出していない!」という答えが返ってきました。その時はその答えがいまいち私にはピンとこなかったのですが、少し時間が経ちあることを思い出しました。数年前までの私は感情の起伏が激しく、自分でコントロール大変でした。特に怒りの感情が激しかったことを思い出しました。ただ、ここ数年の間に自分の中で怒り=悪になっていて知らず知らずの間に怒りの感情に蓋をする様になっていました。怒らない自分が大人であり、良いことだと思い込んでいました。
彼は「怒りのエネルギーは誰もがみんな持っている訳ではなく、その人が持っている才能だよ!」と言ってくれて少し嬉しくなりました。続けて怒りの裏には愛が同時に存在し、私の場合それが怒りのエネルギーとして出ていただけだと教えてくれました。「それを愛のエネルギーで出していくともっとマークらしくなるよ!」と言ってくれた瞬間から私の身体がどんどん熱くなり、本当の自分が反応していることに気づきました。最後に日本刀(真剣)に触れるとそれを体感できることと、それを簡単に体験できるサムライ体験を教えてくれました!
実際に日本刀を握ってみて感じたこと
今回は外国人のカップルと私の3人でバイリンガル形式で体験しました。まずは道着に着替え簡単に居合道について、日本刀について説明を受けます。いかにして戦わないか、刀に対する敬意の心を学びました。最初に木刀で練習するのですが道着を着て武家屋敷の庭で先生のかけ声で木刀を振っているとなんか懐かしい感じがして魂の記憶が武士の時代へとフラッシュバックしていました(笑)そして、とうとう真剣を扱う時がきて、真剣を手渡された瞬間にその実際の重さと言葉にできない身体の奥にジワジワとと来る重さを感じました。すると今度は今までにない身体の奥底から何かがこみ上げて来てそれを抑えることで精一杯でした。
実際に日本刀を扱ってみると
今回は畳表を巻いて水で浸しそれを三回切るというものでした。何故、畳表を水で浸すかというとその硬さが人間の肩から切る時のものと似ているからだそうです。(因みに腕は豆腐を切る様な感触だそうです。)
切り方は、すごくシンプルで刀を頭の上に振り上げて自分の右膝へ振り下ろすだけです。この頭の真上から右膝へ振り下ろす理由は、ちょうど相手の着物の襟の角度になり左肩から入り胃を通って腸へと切るからです。ただ、不思議なもので真剣を持つとこのシンプルな行為がなかなか冷静に出来ないのです。そして、「切ろう!」と思ってしまい身体に力が入ってしまい切れないのです。イメージでいうと頭の上から刀の重さで左膝下へ落とした際にたまたまその間に障害物があったという様な感じでいくと簡単に切れます。この感覚は以前に人生を変える板割りをした時にも経験しました。全てのことはシンプルで突き詰めると同じところにたどり着くことを改めて感じました。
『怒り』から『愛』へ
サムライ体験か三日が経ちジワジワと腑に落ちて来ました。
『相手を思い過ぎるが故に自分を素直に出せなかった自分から、相手を思うが故に素直に自分を表現する自分へ。』
こんな素晴らしい体験できたのもセラピストの長谷川卓也さんとのご縁のお陰です✨
本当にありがとう!