必見!最先端医療技術 陽子線治療

陽子線治療?

私は、この話を始めて聞いたのが

なぜか鳥居祐一先生の次元上昇ランチ会でした!

そこに参加されていた国内の医療機器メーカーにお勤めの方がこの話をされていました。

改めて鳥居先生のランチ会は普段出会えない方が来られる

貴重な機会であると思います!

その時は国内の市場よりも海外の方が積極的に導入をされており、

日本は遅れを取っていると聞きました。

その医療機器が陽子線治療の機械のことでした。

その時は、まだ東京でも二カ所の医療機関にしか導入されていないということでした!

 

 

陽子線治療とは?

がんの病巣のみに集中した効果が出せる放射線治療のことです。

陽子線治療では、水素の原子核(陽子)を粒子加速器(サイクロトロン、シンクロトロン)

を用いてエネルギーを高めて治療に用います。

従来の放射線治療よりも副作用が軽くがんの病巣のみに集中した効果が出せます。

陽子線治療の前後にCT、MRIやPET検査を行います。

 

 

陽子線治療の特徴

深さや形をコントロールしてがん病巣に高い放射線量を集中できます。

陽子線は、特定の深さで高い放射線量を放出してそれより奥には達しない

ブラックピークという特徴があります。

深さや形をコントロールして腫瘍の大きさや形に合わせることでがん病巣に集中した治療が行えます。

 

 

陽子線治療のメリットは?

・正常組織への悪影響を抑えられ、副作用も少ない。

・通院での治療ができる。

・放射線で障害を受けやすい組織の付近にあるがん細胞も治療できる可能性がある。

・小児、若年者では、放射線治療した後の2次発がんを低減できる。

・高齢者や合併症で手術ができない方への治療できる。

 

 

陽子線治療のデメリットは?

・局所治療なのでがんが全身に転移している場合はできない。

・消化器官から発生した胃がんや大腸がんは適応の対象外。

・がんの部位、照射の方向や線量によって副作用の症状は異なる。

・また、副作用の現れ方には個人差がある。

・先進医療に関わる費用は保険適応外のため、全額患者の自己負担になる。

 

まとめ

がんの初期であればがんの病巣に対して集中して治療ができるため、正常な組織への悪影響を抑えられます。

また、日常生活を続けながら通院で治療ができます。

ただし、先進医療に関わる費用は保険適応外のため全額患者負担になります。

まだまだ、医療費等の課題はありますが

新しい技術でがん治療に対してより希望が持てるようになりますね!

 

参考

日本の粒子線治療が可能な施設

 

社会医療法人 高清会 高井病院